がんばれヒーロー。

昨日は夕方からバイトでその後家庭教師の、バイト2本立てでした。
家庭教師の生徒は中学3年生のサッカー大好き少年。
体格は私と同じくらいでそこまで大きくはありませんが、
お友達からの信頼は厚く、2ヶ月ほど前に生徒会長に就任しました。
10月の体育大会では応援団長に抜擢され、
当たり前の様に優勝旗をかっさらっていく、すごいやつです。
私が彼と同級生だったら、まちがいなく頼れるヒーローでしょう。
と、まぁここまでは鼻高々な私ですが、
決して道徳や体育の家庭教師でお給料をいただいているわけではなく、
彼が1年生の頃から主に数学と英語を教えています。
数学が「きらい」から「まあすき」になってくれたくらいで、
成績はなかなか伸びてくれません。
激しく移り変わる教育形態のせいにするつもりはありませんが、
中間テスト5教科をたった1日でこなすのは
中学生にはちと激務ではないかと思ったりします。
そんな彼も冬を過ぎれば春、15の春を迎えることになります。
ちょっと前まで「大分(県内)じゃない高校に行ってサッカーやりたいな」
などと言っていた彼に進路の話をすると、今回は「うーん」と黙ってしまいました。
どうやら真剣に自分の進路について考え出したようです。
ここまでいっしょにやってきて、塾をおすすめすることなどできません。
(お母様に首を切られてはどうしようもありませんが)
15の春も彼がヒーローとして輝くため、私はとことんパスを出し続けるのみです。